歴史について

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シナモンは、熱帯地方を原産とするクスノキ科の高木の常緑樹で、南インド原産と言われています。 この樹皮をはいで筒状にしたものが、お菓子やパン、料理用などでおなじみのスパイス、シナモンです。 中国や日本でも桂皮・ニッキとして古くから漢方薬、あるいは香辛料として親しまれてきました。 一方、葉から採油した精油が、エッセンシャルオイルとして用いられます。

シナモンの歴史は古く、エジプトでは死体防腐剤として用いられていたそうです。 また、紀元前6世紀頃の旧約聖書や古代ギリシャの詩にも登場しています。

古代ギリシャでは、「深い愛」を示すものとして王侯貴族に重宝され、最高の贈り物とされてきました。 また、古代ギリシャの民間に伝わったギリシャ神話でもシナモンは登場します。 神話のなかで、不死鳥フェニックスが火の中へ身を投じて再び甦るために燃やす香木の一つとしてシナモンが挙げられているのです。それだけ貴重な、不思議な力を秘めたものと考えられていたのでしょう。

15〜16世紀の大航海時代になると、東洋からヨーロッパへ持ち帰るスパイスの中でも特に重宝され、シナモンの貿易をめぐってヨーロッパ各国の利権争いが繰り広げられるほどでした。